耐震等級3とは?
日本の住宅における耐震性能を示す指標のひとつで、「住宅性能表示制度」に基づく等級の中で最も高い耐震レベルです。
耐震等級の区分(全3段階)
等級1
建築基準法で定められた最低限の耐震性能
(数百年に一度の大地震でも倒壊・崩壊しないレベル)
等級2
等級1の1.25倍の耐震性能(学校・病院などの避難所に使われる建物レベル)
等級3
等級1の1.5倍の耐震性能(消防署・警察署などの防災拠点と同等)
耐震等級3のメリット
• 大地震にも強い:震度6〜7クラスの地震にも倒壊しにくい設計。
• 地震保険が割引に:耐震性能が高いため、保険料が安くなるケースあり。
• 資産価値が高い:将来的な売却時にも評価されやすい。
• 安心感:家族の安全を守るうえで非常に信頼できる基準。
「断熱性能等級4」とは?
日本の住宅における断熱・省エネ性能を示す指標で、以前は最高等級だった一定の高断熱性能を持つ住宅を意味します。
断熱性能等級とは?
断熱性能等級は、国が定める「住宅性能表示制度」によって分類されており、住宅の熱の逃げにくさ(=快適さや省エネ性能)を示します。
等級1〜3
昔の基準で、断熱性能が低い。現在ではほとんど使われない。
等級4
2000年基準(平成11年基準)で定められた断熱レベル。長らく最高等級だった。
等級5~7
2022年に追加された最新基準。等級7が現在の最高等級。等級4よりさらに高性能。
断熱等級4のポイント
•基準の内容:地域ごとに異なる「外皮性能基準(UA値)」をクリアする必要があります
•目安となる性能:例えば、東京(6地域)ではUA値0.87以下が必要。
•快適性:夏は涼しく、冬は暖かい空間をつくりやすい。
•光熱費の削減:冷暖房効率が良く、省エネにもつながります。
一次エネルギー消費量等級4とは ?
住宅の省エネルギー性能を示す指標のひとつで、「住宅性能表示制度」における評価項目です。具体的には、住宅で使用する暖房・冷房・換気・照明・給湯などの消費エネルギー量が、国の基準よりどれだけ少ないかを等級で評価します。
一次エネルギー消費量とは?
•家庭で使う電気やガスなどを、「発電・供給に必要なエネルギー量」まで含めて
換算した値。
•環境負荷を評価する上で、最も正確なエネルギー消費の尺度とされます。
等級1〜3
旧基準。現在の省エネ基準を満たしていない住宅。
等級4
2013年の省エネ基準(現行の最低基準)を満たす等級。すべての新築住宅で原則クリアが必要。
等級5〜6
より高性能。高断熱・高効率設備などにより消費量を削減。
等級7
ゼロエネルギー住宅(ZEH)を含む、最高等級。再生可能エネルギーの導入なども
評価対象。
等級4の特徴
•現行の「建築物省エネ法」基準を満たす性能
•地域ごとの気候条件や家の大きさ・間取り・設備機器などを元に、
年間の一次エネルギー消費量が計算され、基準値以下であればクリア。